ストレスで口臭になる?!口臭症になりやすい性格は?
もしかして、口が臭う…?ふとした時にとても不安になる、自身の口臭。歯磨きを丁寧にしたり、オーラルケア用品を持ち歩くなど気を付けていても、どうしても不安という方は少なくないのではないでしょうか。自覚しにくいものだからこそ、一層不安になる口臭ですが、もしかするとその原因はあなたの性格にあるかもしれません。西日暮里駅前デンタルクリニックと一緒に見ていきましょう。
几帳面な人は要注意?口臭症になりやすい性格
この性格の方は必ず口臭症になるというわけではありませんが、口臭症になりやすいという性格の方はいらっしゃいます。それが、几帳面で完璧主義なところがあり、周りの目が気になるという、いわゆるとても真面目な性格の方です。几帳面であればお口のケアもきちんとしていそうだし、どうして?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、完璧主義であったり周りの目が気になるという性格の方は反対に、様々なことに対して「完璧でなければならないと思っている」「周りが見ているからきちんとしなければいけない」「何事も受け止めなければならない」というように、~なければならないと無意識のうちに自身にプレッシャーをかけている方とも言うことができます。自分自身に知らず知らずのうちに負荷をかけやすいということなのです。もちろん、プレッシャーや負荷がかかっている状態は自覚がなくともストレスや不安な感情がつきまといます。口臭症になりやすい方は、ストレスフルであったり、心配事や不安ごとを多くかかえている方なのです。
ストレスや不安が口臭につながる理由
几帳面な人や物事をきっちりしたい人が、ストレスや不安を感じやすいということは一定理解できますが、果たしてそれがどのように口臭と関係するのでしょうか。実は、口臭症を起こす原因の一つに自律神経の乱れが挙げられ、ストレスや不安は自律神経を乱してしまう要因になるのです。
自律神経が乱れるとなぜ口臭の原因になるのかというと、それは唾液の分泌に関係があります。自律神経には、興奮しているときや緊張している時、ストレスと感じている時に働く交感神経と、落ち着いてリラックスしている時に働く副交感神経とのバランスで成り立っています。副交感神経がより働いている時は、唾液の分泌が促されて口の中が潤います。唾液には、雑菌を殺菌して口内をきれいに保つ作用があるのですが、この唾液量によって口臭がしやすくなるかどうかが決まってきます。唾液量が多いと、しっかりと口内の雑菌を殺菌することができるので、口臭を抑えることが可能ですが、一方で唾液量が少ないと口内が乾いてしまい、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。口の渇きは、口臭につながりやすいのです。ストレスや不安で緊張状態のとき、体では交感神経の働きが勝ります。交感神経は唾液の分泌を抑えてしまうので、口の渇きや舌が白くなるなどの症状がでてくることがあります。ストレスを感じやすく、不安を抱えやすい人は、交感神経が働きっぱなしになるので、口臭の原因である口の渇きを起こしてしまいやすいのです。
ストレスフルな生活習慣になっていませんか?
ストレスや不安で自律神経が乱れ、交感神経が優勢的に働いたままでいると、唾液の分泌量が抑えられて口臭症を引き起こす原因になります。几帳面であったり完璧主義であったりとその性格自体を直すことは難しいですが、日々の生活習慣を少し見直すだけでもストレスフルな環境を改善することができます。ストレスや不安を感じやすい方は、そのストレスや不安をどうやって解消するか、最小限にとどめるかがカギとなります。
まず、食事はゆっくりとよく噛んで食べることが大切です。よく噛んで食べることで唾液がより分泌されますし、胃腸に負荷をかけず交感神経が働きやすくなります。入浴時シャワーのみという方は、湯船につかる習慣をつけましょう。湯船につかると副交感神経が刺激され、リラックスできます。このとき、40℃くらいの少しぬるめのお湯につかることがポイントです。熱いお湯は逆に交感神経を刺激してしまうので注意しましょう。他にも、散歩やジョギング、ストレッチといった軽い運動習慣をつくる、ストレスを感じたら深呼吸をするといった方法もおすすめです。
もしもこれらの方法で改善がみられなかったり、ストレスや不安がどうしても溜まってしまうという場合は、心の専門医に相談したりカウンセリングを受けることもよいでしょう。口臭の問題だけでなく、心の健康も取り戻すことができるはずです。とても真面目な性格は信頼を得やすく頼りがいのある人と捉えられよいこともありますが、一人で抱え込んでしまうのは大変です。ストレスや不安を感じやすい方は、意識的に取り組んでみてください。
口臭症になりやすい性格は、几帳面で真面目で周りの目をきにしすぎてしまうというもの。口臭を自覚すると、そのことも気になって余計にストレスになってしまいますよね。まずは日常生活でよりリラックスできるように、生活習慣から改善を図りましょう。