かみ合わせ


顎関節症
アゴが鳴る!口が開きづらい!顎関節症とは?

口を開閉する時に、「コキッ」または「ゴリッ」というような音が発生したり、スムースに咀嚼(そしゃく)が出来なかったり、お口が大きく開けられない、顎の周囲が痛い、といった顎関節に関連した様々な症状の総称のことを「顎関節症」と言います。
顎関節症は、かみ合わせの悪さ、歯がないまま放置、ストレスなど様々な原因で起こり、放置していると悪化して炎症や顎関節の変形を起こして、生活の質を大きく下げてしまうこともあります。
2人に1人が経験する?

顎関節症の原因は?

顎関節症の原因としてはストレスが最も有力だとされていますが、かみ合わせの悪さから起こることもあります。歯ぎしりや食いしばり、かみしめといったものも大きな原因となりうるものですが、これらはストレスからくるかみ合わせの問題だとも言えます。
したがって、かみ合わせの問題に取り組むことによって顎関節症が改善する可能性があります。
あなたは顎関節症?セルフチェックをしてみましょう

- お口を開け閉めするときにコキッまたはゴリッと音がする
- 口をスムーズに開閉できない
- 大きく口を開けると痛い
- 顎が外れやすい
- 歯ぎしり、くいしばりがひどい
- 歯科治療を沢山受けている
- 頭痛・肩こり・腰痛がある
- 頬杖をつく
- うつ伏せで寝ている
- 顎に鈍い痛みがある
- 顔が歪んでいる
- エラが張っている
- パソコンを8時間以上使う
顎関節症の治療
歯科医院で行う顎関節症の治療としては主に次のようなものが挙げられます。
日常生活上の注意

顎関節症の改善のために、マウスピースやかみ合わせの治療などの歯科治療は効果的ですが、日常生活上での癖が原因になっているケースも多くあります。そのため、例えば、頬杖、うつ伏せ寝をやめる、正しい姿勢を心がける、食事中以外はなるべく上下の歯を接触させない、などに注意をすることで、顎関節症の予防、または症状の悪化を防ぐことができます。
また、実際に顎関節症の症状が出ている場合には、顎関節部を安静にするために、あくびの際に口を大きく開けないようにする、顎関節部をむやみに押さない、硬いものを食べるのを控える、といったことに注意するようにしましょう。
顎関節症の治療期間
顎関節症の治療期間は、重症度などによっても違ってきますが、1ヶ月〜数ヶ月くらいを目安にしていただくと良いでしょう。顎関節症というのは、かみ合わせだけが単独の原因でなく複数の原因が絡んでいることが多いため、ご自身でも普段の生活における癖の改善などに注意をしていただく必要があります。
顎関節症は軽度の場合、日常生活上での注意点を守る、そして歯科での簡単な治療で治ることも珍しくありません。重症化すると治りにくくなる傾向がありますので、怪しいサインが見られたらできるだけ早めの受診をおすすめします。