歯茎にニキビのような白いできものがある…これって何?
ふと鏡で自分の口の中を見たときに、歯茎にニキビのような白いできものを見つけてドキッとした経験はありませんか。痛みがないことも多く、「そのうち治るだろう」と様子を見てしまいがちですが、実はこれ、歯の内部で炎症が起きているサインかもしれません。
今回は、歯茎の白いできものの正体と、その対処法について詳しく解説していきます。
歯茎にできる白いできもの「フィステル」とは

見た目の特徴
歯茎の白いできものは、専門的には「フィステル」と呼ばれています。大きさは数ミリ程度で、赤みを帯びていたり白っぽかったりと、見た目ニキビのように見えることも多いです。押すと白や黄色っぽい膿が出てくることもあります。
口内炎との違い
フィステルは口内炎とよく似ているため見分けがつきにくいことがあります。
ですが、「痛みの有無」と「治り方」に大きな違いがあります。
口内炎は鋭い痛みを伴うのが一般的で、できてから1〜2週間ほどで自然に治っていきます。一方、フィステルは痛みがほとんどないことが多く、自然に治ることもありません。
ふくらみがつぶれて一時的に小さくなったように見えることもありますが、根本的な原因が解決しない限り、同じ場所に何度も繰り返し現れます。
歯茎にフィステルができる原因
歯茎にフィステルができている場合、次のような原因が考えられます。
歯の神経が死んでしまった
むし歯を治療せずに放置した場合や、歯をぶつけるなどして強い力がかかった場合、神経が壊死してしまうことがあります。神経が死ぬと、歯の根の先に細菌がたまり、膿の逃げ道としてフィステルができてしまいます。
過去に治療した歯の根に細菌が残っている
過去に神経の治療をした歯でも、内部に細菌が残っていたり、詰め物の隙間から再び細菌が侵入したりすると、同じように膿がたまってフィステルができることがあります。
歯周病が進行した
歯と歯茎の境目にある歯周ポケットに汚れがたまり炎症が悪化すると、歯を支える骨が溶けていき、歯周ポケットからの排膿や歯茎の腫れが起こります。
この時、歯周ポケットの入り口がふさがってしまうと、膿の逃げ場を作ろうとしてフィステルができることもあります。
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歯の根が割れている(歯根破折)
神経を取った歯は少しずつもろくなり、強い力がかかると根にひびが入ったり割れたりすることがあります。この隙間から細菌が入り込み、炎症とともに膿を溜め、フィステルができるケースもあります。
フィステルを放置するとどうなる?
フィステルを見つけても、痛みがないからと放置してしまう方は少なくありません。
ですが、フィステルの内側では感染がじわじわと進行しています。
そのまま様子を見続けると、歯を支えるあごの骨が溶かされてしまい、最終的には歯を残せず抜歯が必要になることもあるため、注意が必要です。
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フィステルを見つけたときの対処法
自分で潰さない
フィステルの部分を触ったり潰したりすると、そこから新たな細菌感染を起こす可能性があるため、絶対に避けてください。潰して膿を出しても根本原因は改善せず、むしろ悪化させてしまうリスクがあります。
早めに歯科医院を受診する
フィステルがあるということは、膿を作る原因となっている病気が歯に存在している、ということです。そのため、根本的に解決するためには歯科での治療が必要となります。
レントゲンやCTで原因となっている歯を特定し、根管治療や歯周病治療など、原因に応じた適切な処置を行うことで、フィステルが改善する可能性があります。
まとめ
歯茎にできる白いニキビのようなできもの、その正体は「フィステル」と呼ばれる膿の出口であることが多く、むし歯の進行や歯周病、過去の治療の影響などさまざまな原因が考えられます。
多くの場合痛みはありませんが、それは問題がない、ということを意味しませんので安心せず、気になる症状を見つけたら早めに歯科医院で診てもらいましょう。





