夏場の間食にぴったり!意外と虫歯になりにくい「バニラアイス」の秘密!
多くの人にとって至福の時間である「おやつの時間」。子どもだけでなく大人もおやつを食べるときは、どこか心がやわらぐもの。でも「間食をすると虫歯になるのでは?」と心配する声も少なくありません。そんな方のために、今回は夏場の間食にぴったりなバニラアイスです。バニラアイスは虫歯になりにくい、ということをご存知でしたか?そこで今回は、バニラアイスがなぜ虫歯になりにくいのか、その理由をご紹介します。
最初に知っておこう!虫歯になりやすいおやつとは?
虫歯になりやすい間食の条件は「糖分が多い」「口の中にいる時間が長い」の2つです。私たちの口の中にいる虫歯菌にとって糖分は大好物です。虫歯菌は糖分と長く接することで、よりパワーアップしエナメル質を溶かしていきます。そのため、糖分が多い間食は虫歯になりやすいのです。
また、飴やガムなど糖分が長く口の中に残るものやドーナツやクッキーなど歯と歯の隙間に入り込みやすいものは、口の中にいる時間が長いので、虫歯になりやすいと言えます。
バニラアイスが虫歯になりにくい理由
それではバニラアイスはどうでしょうか?バニラアイスにも糖分は含まれていますが、飴やドーナツとの違いは、口の中での持続時間が挙げられます。冷凍庫でしっかり冷えて固まっているバニラアイスも、口に入れた瞬間すぐに溶けてしまいます。つまり、口の中の滞在時間はとても短いです。
さらに溶けて液体になるため、歯と歯の隙間に詰まるようなことはありません。歯の表面にバニラアイスが付着したとしても、通常の歯磨きや口すすぎ等で流すことができます。だからこそ、虫歯になりにくい間食として認められているのです。
ただしアイスなら何でもOKという訳ではありません。クッキーの入ったアイスやコーンに盛られたアイスは、クッキーやコーンの欠片が口の中に残る可能性があります。そのため、あくまでも虫歯になりにくいのは、バニラアイスのみだと考えてください。
虫歯になりにくいからといって油断は禁物
歯医者さんの多くも認めており、夏場の間食として適しているバニラアイス。他の食品と比べて虫歯になりにくいのは事実ですが、だからと言って食べ過ぎは歯だけでなく身体の面から見てもよくありません。あくまで適切な量で時間を決めて食べましょう。
もちろん食べた後は、通常の間食後と同様しっかりと歯磨きをしましょう。また、冷たいバニラアイスを食べると歯がしみる等の症状がでる場合は、別の歯の病気が隠れている可能性があります。歯の状態や症状によっては、バニラアイスを間食にすることが適さない可能性もあります。口内で気になることがある場合は、できるだけ早く西日暮里駅前デンタルクリニックに相談をしましょう。