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地域お役立ちコラム

安産祈願や出産祝いの魔除けには荒川区無形文化財「犬張子」がおすすめ! 実は、妊娠中・出産後は歯周病になりやすい?

郷土玩具や縁起物にさほど詳しくなくても、その丸い身体や丸い顔に惹かれてたり、「つぶらな瞳が大変可愛らしい」とおっしゃる方が多いのが、子どもが生まれた方への贈り物として人気の犬張子です。江戸玩具と呼ばれるもののひとつですが、縁起物としてだけでなく、その精巧なつくりが東京を訪ねる外国人観光客の間でも話題を集めるようになってきました。犬張子は、ここ荒川区の無形文化財でもあります。

三代続く犬張子の工房

三代続く犬張子の工房

西日暮里駅前デンタルクリニックのある荒川区には、三代にわたって犬張子を作り続ける工房があります。そこで、一つひとつの犬張子を手作りしているのが、荒川区登録無形文化財保持者である田中作典(さくのり)さん。
田中作典さんは、工房を継いですでに50年。祖父が独自にあみだした手法を用いて、犬張子を手作りしてきました。一般的に「張子」は、木型に和紙を張り合わせて作るものですが、田中作典さんの工房では、桐のおがくずをふのりで練ってかたどった生地を用いています。これはひな人形の手法を取り入れたもので、この手法で犬張子を作るのは、全国でも田中作典さんだけ。小刀で整えた生地に、膠(にかわ)でといた胡粉(ごふん)を何度も塗っていきます。その工程では、季節やその日の天候からもおおいに影響を受けるのだとか。この難しい工程を迷いなく進める姿に、昭和29年から始まったという田中作典さんの修行の日々が見て取れます。

 

犬張子に込められた願い

犬張子の起源は、平安時代にまでさかのぼります。平安時代に身の穢れや災いを取り除くために用いられていた狛犬の像が玩具化し、安産を祈願したり、出産後に子どもの健やかな成長を願ったりするための贈り物になりました。多産・安産で知られる犬をかたどることで、初宮参りや節句などの縁起物となり、代々受け継がれてきたのです。
赤ちゃんのおもちゃであるでんでん太鼓を背負っていたり、竹かごをかぶっていたりするのも、江戸の洒落が効いています。風を通すかごは、風邪をひかないようにという願いのあらわれ。さらに「犬」の上に「竹」を被せることで「笑」の意味を加え、笑い声の絶えない家庭にという願いも込められているのです。

 

妊娠中にお口のトラブルが生じやすい理由

出産前後の母子の健康を祈るというのは、昔も今も変わりません。
一人では何もできない赤ちゃんが一人前に成長するようにと願うのはもちろんのことですが、子どもを産むという一大事を終えたお母さんの身体にも大きな変化が生じています。妊娠することでホルモンの分泌量が変化し、その影響が母体のさまざまな部位に表れることに。お口の中も、そうした変化が生じる部位のひとつです。
妊娠中に増えた女性ホルモンは、歯周病菌の増殖を促したり、浄化作用を持つ唾液の分泌量を減少させたりするため、歯周病や虫歯になりやすくなります。さらに、つわりも口内環境に悪影響を与えます。強い吐き気を催してなかなかブラッシングできなかったり、食事回数が増えがちになったりするため、お口の中が酸性に傾き、虫歯になる確率が高まります。また、妊娠中に免疫力が下がることで、口腔内の細菌も増えやすくなり、さまざまなトラブルに見舞われがちにもなるのです。

 

妊娠中・出産後のデンタルケア

妊娠中・出産後のデンタルケア

さまざまな体調の変化や状況の変化にやっとのことでついていくような妊娠中・出産後は、デンタルケアに十分な時間をかけられないかもしれません。こういった場合は、細菌の増殖を抑え歯の石灰化を促すフッ素や、フッ素の働きを助けるキシリトールを積極的に活用していきましょう。また、食後に水やお茶を飲み、唾液の分泌を促すことも大切です。緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用もあり、虫歯を予防する効果も抜群。さらに、免疫力を挙げるため、ストレスを溜め込まないように心がけてみましょう。規則正しい生活や適度な運動、日光浴などがおすすめです。

 

妊娠中・出産後の歯科治療

また、妊娠中は、お口の病気がお腹の赤ちゃんに悪影響を与えるかもしれない時期。お母さんのお口の中の歯周病菌が原因で低体重児になったり、早産したりする可能性が高まることが知られています。その影響の大きさは、飲酒や喫煙を上回るのだとか。それだけに、普段以上にお口のケアに気をつけ、適切な治療を受けることが大切です。
妊娠中に治療を受けることに不安を感じる方も少なくないかもしれませんが、当クリニックをはじめとする各歯科医院では、妊娠中のお母さんたちの体調には十分な配慮をしています。レントゲンや麻酔、処方薬なども、お母さんと赤ちゃんの安心・安全を第一に考えたうえで行っていますが、ご心配な場合はご相談ください。
出産直後や授乳中、お母さんの身体はまだ元の状態には戻っていません。軽い虫歯や軽い歯周病程度であれば治療できますが、大きな痛みや腫れを伴うような治療が必要になる場合は、応急処置で様子を見ておいたほうがよさそうです。そうした判断を歯科医師がくだすためにも、問診の段階で授乳中であることをお伝えください。

 

まとめ

江戸から連綿と受け伝えられてきた「犬張子」に込められていたのは、出産を迎えたお母さんと生まれてくる赤ちゃんの健康を願う強い思いでした。
妊娠中はもちろん、出産後のお母さんのお口を健康に保つことは、赤ちゃんへの虫歯菌・歯周病菌の母子感染を防ぐことにもつながります。そうした感染や予防方法についてお伝えすることも、私ども歯科クリニックの役割のひとつです。
私たち西日暮里駅前デンタルクリニックでも、お母さんや赤ちゃんに明るい毎日を過ごしていただけるようにと、お口の健康をお守りするために努めていますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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